折れたねんどろいどジョイントを複製修理しました。 : ういすぷの記録帳

折れたねんどろいどジョイントを複製修理しました。

2020.09.11

好きなポージングをとることができる可動式フィギュア「ねんどろいど」。
楽しいのは良いのですが、経年劣化と素材特有の問題などがあり、ねんどろいどの関節に使われるジョイントは折れやすいです。

その折れやすいジョイントを複製して修理してみました。

問題のねんどろいどはこいちらの「ねんどろいど雪ミクたのしい雪あそび・エディション」です。
ほかのねんどろいど大きく違うのが、肘や膝も曲がる可動域が広いねんどろいどです。その分ジョイントが細くもろいのがデメリットになっています。

◆ ジョイントの破損
肩のジョイントが折れました。
2011年02月に発売されたねんどろいどで、しばらく飾っていたのですがポージングを変更しようとしたところ、ポキッと折れてしまいました。

こうなると真鍮線を刺して固定してしまうか、中古か新品で新しく買うか、ジョイントを複製するかとなりますが、もう片方のジョイントは破損していないため、複製をすることにしました。

◆ パーツの取り外し
折れた部分のパーツを取り外します。

ピンバイスと0.5mmのドリル刃を使い少し穴をあけた後、木ねじを回し入れ、回しながら抜き取りました。

破損していないそれ以外のパーツは、へらを使ってテコを使いつつゆっくりと取り外すと良いです。
携帯電話（スマホ）の修理キットなどはおすすめです。

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◆ パーツの複製
100円ショップで売っている、お湯につけると柔らかくなる樹脂の粘土（おゆまる/おゆプラ）とUVレジン液

ネットでも購入できますが、100円ショップのでも十分です。ついでにステンレスの皿なんかを買っておくと良いです。反射した紫外線が下から硬化させます。

お湯で柔らかくしたのち、パーツを挟む形で埋め込んで型どりしました。
なお、おゆプラ同士が接触するところは、水でぬらして作業しました。濡らすと剥がしやすくなります。側面に3か所マークしています。前後左右のずれを少なくするためです。

レジン液を入れたら皿にのせて窓際に。
太陽光でも30分もあれば硬化します。

◆ バリ取り
ニッパーとやすり掛けをしてバリ取りしました。
大まかにニッパーで切り出して、やすりで整える感じです。

◆ はめ込みテスト
実際にはめてみて、緩み具合などをテストしました。
ここでも多少やすり掛けなどをします。

◆ 塗装
肌色の塗料で色を塗ります。見えるところだけの塗装で十分です。
乾燥後、トップコートを吹いて、十分に乾燥させたら完了です。

※ 塗装の厚さによって、はめ込みがきつくなることがあります。

◆ 完成
ちょいと肌色の具合があっていませんが、まぁまぁいい感じじゃないでしょうか。
型をキレイに取っておけば複製はある程度何度もできますし、レジン液も結構余ると思いますので、失敗覚悟で何度もやるのがいいのかなと思います。
作り直せるというのは、かなり負担が少なくてよいです。