さくらインターネットの「ライトプラン」でtar gz を使う方法 : ういすぷの記録帳

さくらインターネットの「ライトプラン」でtar gz を使う方法

2021.10.22

さくらインターネットの低価格プラン「ライトプラン」で、tar gz を使う方法の一つです。
バックアップを手動で取りたい場合や他のプランへ移行するときにまるごと固めるときに便利です。

使い方は簡単で、2つのファイル（.shと.shtml）をwww配下に設置して、実行用の.shtmlファイルにアクセスするだけになります。
また、作成したバックアップファイルは、設置したディレクトリ（フォルダ）の一つ上に作成されるようになります。

起動用.shtml

そのままだと.shファイルが起動できないため、.shtmlファイルでアクセスいたします。

<html>

<body>



<h1>TAR GZ


<!--#exec cgi="_arc.sh" -->



<p>画面が表示されたら、バックアップ完了</p>



</body>

</html>

実行用.sh

内部でtar gz を実行しています。ワイルドカード(*)の部分にディレクトリやファイルをしているすると、対象を指定することができます。
※ .sh のアクセス権は705にしてください。

#!/bin/sh

DATE=`date +'%Y%m%d'`

tar zcf ../bak_$DATE\_01.tar.gz *

実行すると bak_20211022_01.tar.gz というような日付がついたファイルができあがります。
tar の部分を説明すると、オプション zcf でファイル名 bak_[年月日].tar.gz ですべてのファイルを圧縮するになります。
※ 各オプション
-z : gizp形式を指定
-c : 新規圧縮ファイル
-f : 圧縮ファイル名の指定

起動用.shファイルにアクセスし、しばらくすると次の画面がでます。
この画面がでたらバックアップは完了しています。（ファイルが多すぎる場合はうまく起動しない場合があります）

ダウンロード

上記のファイルをダウンロードできるようにしました。
設置される場合には、既存ファイルなど上書きされないようご注意ください。
ダウンロード： backup_targz.zip 682Byte

今回は、tar gz ですが、それ以外のコマンドも使えます。保存されているファイルの総容量をチェックしたりもできます。
スタンダード以上のサービスプランであれば、SSHで接続してコマンドを打てますが、ライトプランではSSHで接続することができませんので、一つの方法として参考にしていただけると幸いです。