地震 記録メモ1 【2018/09/06 〜 08】 : ういすぷの記録帳

2018年9月6日 3時8分に北海道胆振地方で大きな地震が発生しました。
札幌でも震度5の揺れとなりました。

このとき、PCの電源を切ってから寝ようとしていたところでした。
少し揺れたかなとおもったら大きな揺れとなり、その後停電しました。
この段階で、復旧はかなり時間かかるなと覚悟をしていました。


幸いなことにPCでスマートフォンを充電していたので、電源が切れたと同時にディスプレイが少し明るくなり、その明るさを元にスマートフォンを手にすることが出来たのが幸いでした。
スマートフォンを照明代わりに、近くに置いておいた100円ショップで買ったLEDライトをすぐさま点灯させ、安全確認とラジオなどの準備をしました。

灯

先日TwitterのTLで流れてきたランタンを作ってみました。



ランタンの足場には、トイレットペーパーを使っています。中に100円で買ったLEDの懐中電灯を入れています。
ツブツブが見えますが、これは「高吸水性高分子」（吸水性ポリマー）です。100円ショップで売っていて、瓶の中に詰めていた物です。
元々、フィギュアのディスプレイに使っていたやつです。
→たこルカを泳がせてみた！

ツブツブが光を乱反射させて、より光を拡散することで明るかったです。水だけより断然よかった。


そして、ルミカライト（ケミカルライト）です。
2種類の溶剤が混ざることで発行するアイテムです。ライブなどのグッズですが、非常用のライトとして用意していました。
階段などの曲がり角に設置しました。

情報収集

日の出が5時ごろでしたのでそれまでの間は、ランタンなどで過ごしていました。
正直、余震も何度かあったため寝ることが出来ませんでした。

手持ちの通信器機がガラケーと言うこともあり、情報を収集するものがラジオしかなかったので、以前使っていたICレコーダーを取り出しました。
こちらは、直ぐに取り出せるよう、決まった場所に置いていました。


何が良いかというと、最大ボリュームにセットしても単三乾電池1本で、12時間以上利用できることです。
ここ数日は、ONにしたまま過ごしました。
（現在は販売されておりません。SANYOのロゴが眩しい！）

地震の影響

明るくなってから少しずつ状況をチェックしました。
飾り付けていたフィギュアのいくつかは倒れてしまいました。


帽子をかぶった、雪ミクさんねんどろいどの下敷きになっている、北海道土産ガチャの雪ミクの杖部分が破損しました。



つい先日山の様に詰んでいたフィギュアの箱は落ちることはありませんでしたが、日よけと目隠し目的で設置していたご注文はうさぎですか？のプレミアムマルチクロスのおかげで、ガードされた形となりました。



別の場所に設置していたフィギュアは、艦これタペストリーで隠していました。
パッケージが落ちたことにより、艦これの「江風 -かわかぜ-」タペストリーは、破損しちゃいました。
石灰が入った素材の問題だと思いますが、割れるように壊れました。



分かっただけでこの2点だけでしたが、残念です。
タペストリーはどうにもなりませんが、フィギュアだけは修復したいと思います。

ご飯

明るくなるとお腹も空いてきたのでご飯にしました。
タイミング良く、先日コンビニでやっていたキャンペーン「ローソンキャンペーン『秋だ！ローソンだ！！「艦これ」鎮守府秋祭り二〇一八(フタマルヒトハチ)』」のカップ麺がありましたので、手早く済ませました。
幸い、水とガスは使える状態でいたので、比較的混乱することもなく過ごすことができました。

街の様子

少し町の様子を見てきました。
コンビニやスーパーは凄くこんでいましたし、レトルト、パンなどの食料品、電池はどのお店も無くなっていました。
こういう経験は無かったこともあり、備蓄の大事さを実感しました。



停電によるポンプの停止により、高層住宅の付近では給水所が設置されていました。
消火栓に付けるアタッチメントがあるのですね。
普通の水道のように使えていました。



私の住むところは、大きな被害が少ないこともあり、子供が結構元気に遊んでいたのが印象的でした。虫取り編みを振り回して、蝶やトンボを捕まえる風景は和みます。
庭先でバーベキューをされているを見かけました。

公園では銀杏も


栗の木も見つけました。
まだ速そう。

大停電の札幌

そして、夜。
大停電なこともあり、夜空がとても綺麗でした。
写真ではあまり綺麗じゃないですけど、普段見えない星が沢山みることができました。高感度のカメラだったらなと悔やまれます。


そういえば、中央区付近で多くのヘリが飛んでいました。
ぱっと見4〜5機。
いったい何をしていたのやら。（この間ラジオしか情報源はありません）

※ 時折聞こえる笛の音は、警察による交通整理です。

備蓄の重要性

改めて備蓄の重要性を実感しました。
即席麺、レトルト、お米、水、お菓子など思った以上に備蓄する結果と成ったのが幸いしました。
また、野菜は家庭菜園の物が採れたことも幸いしました。
ナス、キュウリ、トマト、ネギ、葉野菜など色々です。

単三乾電池、単四乾電池、単三二次電池、単四二次電池をそれぞれ10本以上用意しており、充電電池は満充電しておいたのもよかったです。
特に単四電池は、100円ショップの懐中電灯に使うため、TVなどのリモコン電池もかき集めて待機しました。

さらに、調理道具も充実したのが幸いでした。
お米が簡単に炊けるフライパンや圧力なべなど、素早く美味しく炊ける物が十分にあったのが良かったです。

今後は更に、水を数箱、カップ麺やレトルト食品も常備する予定でいます。

インターネット

インターネットへの接続が出来る様になったのは、7日お昼頃です。

街を歩いていた際に見かけた公衆電話で通話している人がいることで、通信回線自体には影響が無いと言うことを認識出来たのは大きかったです。
この時、携帯電話は圏外やアンテナマークが0か1という、とても使える状況にはなっていませんでした。

車に設置する100ボルトへの変換機を取付け、モデムとルーターを起動することができ、モデムのLINKランプが点灯しました！
このランプが点滅したままでは諦めていましたが、点灯したことによりLINKが確立したときは、思わず「やった！」と声を上げちゃいました。
もしかしたらDSL回線だったのも幸いしたかもしれません。

ルーターが起動すれば、もうWiFi環境もバッチリです。
100Vのコンセントが使えるので、携帯電話やスマートフォンの充電も可能になりました。（※インバーターの総ワット数に注意）
すぐさまTwitterに安否報告をしましたが、もう少し速く出来たらなと思っています。
シガーソケットから100Vへのインバーターは、数千円で購入できます。USBの口が付いているのもありますし、一つ常備しておくのもオススメです。

電気の復旧

電気が復旧したのは7日夜。
改めて電気のありがたみを知った数日でした。
ボイラーに灯が点り、シャワーからお湯が出て、暖かい浴槽に浸かる。
骨身にしみる暖かさでした。

その他

色々回ってみて気づいたのですが、今までうるさかった2.4GHz帯が無く、とても静かな世界でした。
そして、携帯電話ショップでWiFiが使えるかと思いましたが、使えなかったのにはショックというかガッカリでした。

避難所の学校でも使えるかなと期待しましたが、こちらもダメ。
非常用のWiFiも整備されたらと思うところであります。


地震前から少しずつ部屋の片付けをしていたのですが、ここ数日は停電の影響により何も仕事ができませんでしたので、日中の殆どは部屋の片付けをしていました。
主にぬいぐるみを片付けていたので写真に納めています。
そちらに関しては、後日ブログにしたいと思います。



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