先日USB3.0の拡張ボードが欲しく、安く売っていた『USB3.0E-P2-PCIe』を設定した際のメモを残したいと思います。
こちらの『USB3.0E-P2-PCIe』は、セットアップ用ミニCDディスクと、英語説明書、本体のみの構成となっています。
このUSB3.0拡張ボードは、Etron Technology社 EJ168 というチップを搭載しているとのことです。
対応OSは、Windows XP / Vista / 7 / 8となっています。
※ 拡張ボードには電源が必要です。4ピン電源用のコネクタとなっています。
S-ATA電源しか無い場合には、変換ケーブルをご用意ください。
私は、当日配送される都合から「
オウルテック 電源変換分岐ケーブル30cm OWL-CBPU010」を選びました。S-ATA側はオスピン、4ピン電源側は2またにわかれています。
S-ATAの電源が足りない場合には、S-ATAの分配もご用意ください。
私は、「
オウルテック 電源分岐ケーブル 30cm OWL-CBPU014」を用意しました。S-ATA 15ピン電源オス → S-ATA 15ピンメス 2本分配となっています。
□ セットアップ
※ Windows 7でチェックしています。Windows 7では自動認識しませんのでこの流れとなっています。ドライバーのインストールは後でもOKですので、動かない場合にはドライバーのインストールをお願いいたします。
1) ドライバーのダウンロード
同梱されているCDのセットアップファイルが複数有り、よく分からない事もあるため、Etron Technology社からダウンロードします。
ダウンロードページ:
tron EJ168 USB 3.0 Host Controller
ページの一番下にある「Download」ボタンを押します。Dropboxからダウンロードする形となっています。DropboxのIDが無くてもダウンロード可能です。
2)ダウンロードしたドライバのインストール
ZIPファイルを解凍し、「SETUP_0.118.exe」を実行し、画面の指示に従いインストールします。
3) PCの電源を落とし、電源ケーブルや各種接続されているケーブルを抜きます。
4) PCI Express に「USB3.0E-P2-PCIe」を差込み、4ピン電源コネクタを接続します。
5) 電源ケーブル等再接続し、Windowsを起動します。
6) Windowsが接続した器機を認識し、セットアップが開始されます。
問題が無く正しく設定出来たら作業は完了です。
□ ベンチマーク
以下の環境で、ベンチマークを見てみました。
接続方法:
[PC] - [USB3.0E-P2-PCIe] - [サンワサプライ USB3.0ハブ USB-HGW410WN] - [LACIE 外付けHDD LCH-MND030U3]
(CrystalDiskInfo 6 Shizuku Edition)
※ LACIE 外付けHDD LCH-MND030U3のHDDは、SEAGATE ST3000DM001です。
外付けHDDをUSBで接続する変換機がありますが、そちらで接続した別HDDのベンチマークです。
変換機は、サンワサプライのUSB-CVIDE4です。こちらは、USB3.0で接続できるタイプとなっています。
接続方法:
[PC] - [USB3.0E-P2-PCIe] - [サンワサプライ USB3.0ハブ USB-HGW410WN] - [サンワサプライ USB-CVIDE4] - [WESTERN DIGITAL WD3200AAJS]
(CrystalDiskInfo 6 Shizuku Edition)
そこそこの速度が出ているのでは無いでしょうか。
PC自体が古いのもありますが、USB2.0に比べたらだいぶ違います。
CDからのセットアップがよく分からず、インストールしたドライバでは途中で通信が止まる等の問題がおき、CPU製造メーカーからのドライバダウンロードで対応しましたが、設定とかの面倒さを考えると、メーカー物の方が良いかもしれません。
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□ 関連サイト
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Crystal Dew World