Windows の一次ファイル(キャッシュ)保存先の変更メモ
2012.12.10
Windowsやアプリケーションが生成する、一時ファイル(キャッシュ)保存先の変更メモです。SSD等を利用される場合には、何度も書き込みが行なわれるキャッシュを、RAMディスク(※)やHDD等にしておくと、SSDの劣化を抑えることができます。
変更はとても簡単です。
1)「コンピュータを右クリック」→「プロパティ」→「システム詳細設定」→「環境変数」と進みます。
あとは、TEMPとTMPを選択して、「編集」ボタンをクリックし、該当するHDDのフォルダ(ディレクトリ)を指定するだけで完了します。
同様に、マイドキュメントやデスクトップも移動しておくことをお勧めいたします。
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Windowsの「デスクトップ」保存ディレクトリ位置の変更メモ
どうぞお試し下さい。
※ RAMディスクとは、物理メモリの一部をドライブにみたて、HDDより高速なデータ通信が出来る仕組みです。電源が切れると、中の情報が消えるためデータの保存には向きません。ただし、一時的に利用されるキャッシュなどは、一度読み込んだデータがCPUとRAMディスク間で動作するため、キャッシュが高速化されます。また、電源が切れると綺麗になくなるため、ゴミも残りません。
なぜ早くなるかというと、それぞれの記憶媒体の速度とCPUとの間には、速度の違いがあるため、そのギャップをうめることで、高速化をすることができます。(
ノイマン型PCのため)
おおよその速度の違いは、FD < SD/SDHC < HDD < SSD < 物理メモリ(RAM) < CPU と、なります。
※ SD/SDHCなどのフラッシュメモリに関しては、HDDより早くなる場合があります。