新装版『孤独のグルメ』を読んでみました。
2015.07.30
ニコニコ生放送の一挙放送で気に入った作品です。
以前より原作は知っていたのですが、新装版として販売しているのを見かけたのでゲットしました。
主人公の井之頭五郎ですが、ドラマでは物静かなキャラクターイメージでしたが、原作は少しやんちゃな気がします。
また、作中で描かれる一人で入ろうとしても入れない感じの雰囲気なんかも、何となく分かる気がします。
昔の作品なため、場面場面出てくる電化製品が古い!PCはFD二枚差しのやつです。これはPC98 MS-DOSくらいの時に使ったのを覚えています。時期的にはWindows95とか98のあたりでしょうか。携帯電話も画面が小さく、折り畳みも無い時代の物です。携帯音楽プレイヤーがテープなんです。MDがまだ無い時代でしょう。もちろんMP3プレイヤーなんか形もありません。
描かれる街の雰囲気もちがうのかもしれません。電気街の描写がありますが、今とはだいぶ違うのでしょう。
物語を楽しむのもいいですが、背景に目を向けるとまた違う楽しみができます。
新装版のために書いた「特別編」と、「特別鼎談」を合わせて読むと面白さがアップします。
電子書籍だと省かれている事があるようですので、現物を手にして欲しいです。
作品は最初から最後まで、おっさんの一人飯。
難しい事を考えず、作品の雰囲気に流されながら読むのをお勧めいたします。
なかなか良いもんです。