Winnyの開発者、金子氏に有罪判決について : ういすぷの記録帳

　Winnyの開発者である金子氏が有罪判決を受けました。普通であれば気にならないのですが、今回の裁判は人事ではありません。
　それは、判決の理由が「著作権法違反ほう助」ということです。これは、著作権法違反になる可能性があるものを作成した場合は、法律違反になる可能性があるとのことです。つまり、私が製作しているRSSリーダやブログシステムなど何らかのソフトウェアが著作権法違反になるような操作をされた場合に対して、私に責任が発生するということです。
　あいまいな「ほう助」という理由で、Webアプリケーションを製作出来なくなるとなると、現在の生活にもかかわってきます。
　また、いまのWebアプリケーションのほとんどが、この判例の影響を受ける可能性もあります。オークションなどはいい例で、違法な製品を販売しているとすると、その販売を手助けしていることになる可能性があります。そのため、ほとんどのWebサービスが停止または、開発することが不可能になる能性もあります。(日本国外なら可能。米国で同様の裁判があったが、こちらは無罪)
　これが、拡大解釈されるようなことになれば、日本から技術者がIT技術者が居なくなる可能性もあるのではないでしょうか。
　これは、意外と身近なところにある問題です。



○関連サイト
【速報】Winnyの開発者，金子勇被告に有罪判決：ITpro
【続報】金子氏サイドがWinny裁判報告会，「判決には納得いかない，今日中に控訴する」：ITpro